資金調達は、Bybitの「最終取引価格」が常に世界のスポット価格に近似されるようにするための主要なメカニズムです。 これは、信用取引において契約を保持する際の利子費用に似ています。
Bybitでは、
- 資金調達料は、毎資金調達間隔の終わりに買い手と売り手の間で直接交換されます。例として8時間の資金調達時間間隔を使用すると、資金調達料交換は、16:00 UTC, 00:00 UTC and 08:00 UTCに行われます。
- 資金調達率がプラスの場合、ロングポジションの保有者がショートポジションの保有者に支払います。 同様に、資金調達率がマイナスの場合、ショートポジションの保有者はロングポジションの保有者に支払います。
- トレーダーは、これらのいずれかの時点でポジションを保持している場合にのみ、資金調達料の支払いまたは受け取りを行います。
- 資金調達料交換の前にポジションが完全に解消された場合、トレーダーは資金調達料を支払ったり受け取ったりしません。
- 支払われた資金調達手数料は、トレーダーの利用可能残高から差し引かれます。 トレーダーが十分な利用可能残高を持っていない場合、資金調達料はポジション証拠金から差し引かれ、ポジションの強制決済価格はマーク価格に近づき、強制決済のリスクが高まります。
* すべての取引シンボルにおいて独自の資金調達時間間隔があり、最終取引価格とマーク価格の乖離が大きい場合には、Bybitはその時の市場状況に応じて資金調達時間間隔を調整する場合があります。
免責事項:プラットフォーム上の買い手と売り手の間のすべての資金調達料の交換が完了するまでに数秒かかる場合があります。 したがって、以下にご注意ください。
- 資金調達料交換時刻の前後5秒以内にポジションを作成、決済しても、規定の資金調達時刻に資金調達交換が含まれる、あるいは除外されることは保証されません。
この前後5秒以内の取引の資金調達料交換が行われた、あるいは行われなかった場合も、 Bybitは、いかなる調整や払い戻しは行いませんのでご注意ください。
インバース型無期限契約
上記のスクリーンショットの例を御覧ください。約3時間37分後に、ロングポジションの保有者はショートポジションの保有者に0.01%の資金調達率を支払う必要があります。
資金調達料は次のように計算されます。
資金調達料=ポジション価額x資金調達率
ポジション価額=契約数量/マーク価格
例:
トレーダーAは10,000 BTCUSD契約のロングポジションを保持しており、マーク価格は資金調達交換時刻で8,000 USDであり、現在の資金調達率は0.01%です。
最初に、ポジション価額を計算しましょう:
ポジション価額= 10,000 / 8,000 = 1.25 BTC
ポジション価額を使用して、資金調達料を計算しましょう:
資金調達料= 1.25 BTC x 0.01%= 0.000125BTC
資金調達率はプラス(0.01%)であるため、ロングポジションの保有者はショートポジションの保有者に支払う必要があります。 したがって、トレーダーAは0.000125 BTCの資金調達料を支払う必要があり、同じ数量の契約を持つショートポジション保有者は0.000125 BTCを受け取ります。
USDT無期限無期限の場合
上記のスクリーンショットの例をご覧ください。ロングポジションの保有者は、ショートポジションの保有者に約10分後 0.01%の資金調達料を支払う必要があります。
資金調達料は次のように計算されます。
資金調達料=ポジション価額x資金調達率
ポジション価額=契約数量xマーク価格
例:
トレーダーAは10 BTC契約のロングポジションを保有しており、マーク価格は資金調達料交換時刻で8,000 USDTであり、現在の資金調達率は0.0408%です。
最初に、ポジション値を計算しましょう:
ポジション価額= 10 x 8000 = 80,000 USDT
ポジション価額を使用して、資金を計算しましょう:
資金調達手数料= 80,000 x 0.0408%= 32.64 USDT
資金調達率はプラス(0.0408%)なので、ロングポジションの保有者はショートポジションの保有者に支払う必要があります。したがって、トレーダーAは32.64 USDTの資金調達料を支払う必要があり、同じ数量の契約を持つショートポジション保有者は32.64 USDTを受け取ります。