インバース型無期限契約の概要
Q) インバース型無期限契約とは何ですか?
インバース型無期限契約は、基本通貨としてBTC / ETH / EOS / XRPを使用します。トレーダーは、米ドル(見積通貨)で取引数量を決定しますが、基本通貨(BTC、ETHなど)を使用して証拠金、損益を計算する必要があります。BTCUSD契約の取引をしたい場合、基本通貨としてBTCを使用する必要があります。ETHUSD契約の取引をする場合はETHを保持する必要があります。
Q)インバース型無期限契約の取引をするには、どの種類のコインを入金する必要がありますか?
インバース型無期限契約の取引には、それぞれのコインペアに対応したBTC、ETH、EOS、またはXRPが必要です。
Bybitプラットフォームで現在サポートされているいずれかの暗号通貨を入金してから、資産交換機能を利用してそれぞれの取引に必要なコインを取得できます。
資産交換機能の使用方法については、こちらをクリックしてください。
Q)インバース型無期限契約の取引では、両建てができますか?
現時点ではできません。 たとえば、買いロングポジションを保有している場合、同じ契約数量で売りショートポジションを実行すると、自動的に買いロングポジションの決済注文と見なされます。
同様に、買いロングポジションを保持している間、買いロング注文を追加すると、既存の買いロングポジションと自動的に結合して、新たな平均参入価格でより大きな買いロングポジションが建てられます。
インバース型契約無期限契約の注文制限
Q) インバース型無期限契約を取引するときに使用できる最大レバレッジはいくつですか?
BTCUSD | ETHUSD | EOSUSD | XRPUSD | |
最大レバレッジ | 100x | 50x | 50x | 50x |
Q) インバース無期限契約で発注できる最小注文数量はいくつですか?
すべての取引ペアにおいて、注文毎の最小契約サイズは1ドルです。
Q) インバース無期限契約で発注できる最大注文数量はいくらですか?
注文毎の最大契約サイズは、契約数量が1,000,000ドルであり、また対応するコインペアのリスク制限の最低レベルに設定されている契約額が上限となります。 リスク制限の最低レベルは、以下の表の通りです。
BTCUSD | ETHUSD | EOSUSD | XRPUSD | |
リスク制限 最低レベルの場合 |
150 BTC | 300 ETH | 50,000 EOS | 750,000 XRP |
Q) インバース無期限契約で保有できる最大ポジションサイズはいくつですか?
BTCUSD | ETHUSD | EOSUSD | XRPUSD | |
リスク制限 最低レベルの場合 |
1500 BTC | 30,000 ETH | 500,000 EOS | 7,500,000 XRP |
Q)インバース型契約ではいくつのアクティブな指値注文と条件付き注文を出すことができますか?
アクティブな指値注文は最大500までご入力頂けます。ただし、[アクティブ]タブとトレーディングチャートにはそのうち50のみが表示されます
条件付き注文=最大10件の注文数。
Q)インバース型無期限契約の資金調達率の最小および最大はどれくらいですか?
最小資金調達率> =(リスク制限の最初のレベルの維持証拠金%-リスク制限の最初のレベルの必要証拠金%)* 75%
最大資金調達率<=(リスク制限の最初のレベルの必要証拠金%-リスク制限の最初のレベルの維持証拠金%)* 75%
Q) Bybitで注文できる注文価格に最高/最低の制限はありますか?
最低注文価格=最終取引価格(LTP) の10%
最高注文価格 = $1,000,000
インバース型無期限契約の一般的なご質問
Q)インバース型無期限契約の平均参入価格の計算式を教えて下さい。
平均参入価格=合計契約数量/ 合計BTC価額
合計BTC価額= [(数量1 / 価格1)+(数量2 / 価格2)+(数量3 / 価格3)....]
例:
トレーダーは8000ドルで50契約を購入し、9000ドルでさらに50契約を購入しました。
BTCでの合計契約価額=(50/8000)+(50/9000)= 0.01180555(小数点以下8桁から切り捨て)
平均参入価格= 100 / 0.01180555 = 8470.58 USD(小数点以下2桁から切り捨て)
注:この計算は、説明を目的としているだけなので、常にBybit取引画面に表示されている数値を参照することをお勧めします。
Q)レバレッジを上げると、現有ポジションの未実現損益も増えますか?
いいえ、変わりません。詳細については、ヘルプセンター記事 損益の種類と計算方法(インバース型無期限契約)をご覧ください。
Q)インバース型無期限契約の平均参入価格の計算式を教えて下さい。
平均参入価格=合計契約数量/ 合計BTC価額
合計BTC価額= [(数量1 / 価格1)+(数量2 / 価格2)+(数量3 / 価格3)....]
例:
トレーダーは8000ドルで50契約を購入し、9000ドルでさらに50契約を購入しました。
BTCでの合計契約価額=(50/8000)+(50/9000)= 0.01180555(小数点以下8桁から切り捨て)
平均参入価格= 100 / 0.01180555 = 8470.58 USD(小数点以下2桁から切り捨て)
注:この計算は、説明を目的としているだけなので、常にBybit取引画面に表示されている数値を参照することをお勧めします。
Q)利食/損切、あるいは条件付き注文のトリガー価格に最終価格とマーク価格を使用することの違いは何ですか?
利点 | 制限 | 適用 | |
最終取引価格(デフォルト) |
最終的な注文約定価格に対し、ある程度管理および見積もりが行なえる。 | トリガーされる前に強制決済が発生する場合がある |
利食の設定 |
マーク価格 | 常に強制決済発生前にトリガーされるという確実性。 | 滑りが発生する場合がある |
損切の設定 |
Q) 注文ゾーン内のロング買い注文とショート売り注文では注文コストが違うのはなぜですか?
その理由は2つあります。
理由1:買いロング注文と売りショート注文の破産価格の違い
- 買いロング=破産価格が参入価格より低い=決済にかかる手数料が高い =高い注文コスト
- 売りショート=破産価格が参入価格より高い=決済にかかる手数料が低い=低い注文コスト
* 決済手数料は、最悪の事態でポジションを決済(破産価格で決済される強制決済)しなくてはならないことを想定し、その際でも十分な手数料を確保できるようにシステムによって事前に留保される証拠金の金額を指します。これは実際に発生する手数料の金額ではなく、ポジション決済後に超過分があればトレーダーに返還されます。
理由2:予測される注文約定方法の違い(指値注文に固有)
- 注文価格が最終取引価格よりも有利な価格に設定されている場合(ロング買い=低い、ショート売り=高い)=注文は注文板に掲載され、約定まちとなります。
- システムは注文価格をもとに参入時の手数料を計算します。
- 注文価格が最終取引価格よりも不利な価格に設定されている場合(ロング買い=高い、ショート売り=低い)=注文は発注後すぐに成立します。
- システムは、注文板に掲載されている入手可能な最良市場価格を見積もり、その価格をもとに参入時の手数料を計算します。
Q)条件付き注文の提出が正常に行われ、トリガーされたものの、その直後に拒否されたのはなぜですか?
条件付き注文がトリガーされた後に拒否される理由はさまざまです。詳細については、こちらをご覧ください
さらにサポートが必要な場合は、ライブチャットサポートに連絡するか、アカウントの登録済みメールアドレスを使用してsupport-jp@bybit.comにメールでお問い合わせください。
Q) Bybitプラットフォームで使用できる注文タイプの種類と違いについて教えて下さい。
注文タイプ | 注文に必要な変数 | 利点 | 制限される点 | 使用方法 |
成行注文 |
レバレッジ 注文数量 |
取引板で利用可能な最良価格で即時に注文が履行されます。 | 約定価格は執行されるまで確認できません。 |
確実に参入、決済させたい注文に有効。 |
指値注文 |
レバレッジ 注文数量 注文価格 |
取引板で利用可能な買値/売値よりも良い価格で注文できます。 注文価格より良い価格が取引板で利用可能な場合は、取引板で利用可能な最良価格で即時に注文が履行されます。 |
約定は補償されません。 |
メイカー注文の発注 |
条件付注文 |
レバレッジ 注文数量 トリガー価格 注文価格 |
トリガー価格の条件が満たされた場合にのみ指値/成行注文を発注させることができます。 | トリガー価格の条件が満たされるまで、注文は発注されません。 |
利食い、損切り注文 ブレイクアウト時のストップ注文に有効。 |
Q) トレーリングストップ/トレーリング利確とは何ですか?
Bybitでは、トレーリングストップと呼ばれるもう一つ別の決済オプションを提供しています。これは、通常の決済注文より柔軟な機能です。相場が収益性の高い方向に動いている限りポジションを保持し続けることができるように設計されており、最高値から事前設定した距離分相場が方向を変えた場合、成行注文で決済されます。トレーリングストップは、損切だけでなく、利確としても利用できます。
例えば、:
ビットコイン/ドル(BTCUSD)のロングポジションを8000ドルで購入し、トレール幅を500ドルと設定
- 最終取引価格が8,000 USDを上回らなかった場合、通常の損切注文のように、トレーリングストップが7,500 USDでトリガーされます。
- 最終取引価格が9,000 USDに上昇した場合、トレーリングストップ価格は自動的に1,000 USD上方修正され(トレーリング幅は0.5 USD刻みで修正可能)、トリガー価格は8,500 USDとなります。
- 最高値から500 USDの揺り戻しがあった場合にのみ、損切が行われます。 (下記図表参照)
一方、トレーリング利確は、トレーリングストップ注文の有効価格を設定することによって達成されます。つまり、最終取引価格が有効価格に達したときにのみトレーリングストップ注文が出されます。その後の執行ロジックは上の図と同じです。
トレーリングストップの設定方法については、こちらをクリックしてください
Q)参入注文や決済注文が常にメイカー注文となるようにするにはどうすればよいですか?
指値注文を使用して、注文価格を最良買/売気配値と同値、あるいは有利な価格に設定し、ポストオンリー機能にチェックを入れます。詳細については、こちらをクリックしてください。
Q)トリガー時に決済は、いつ使用しますか?
条件付き注文に追加するオプションとして利用可能な「トリガー時に決済」機能は、証拠金要件に関係なくその執行を保証する決済注文として実行しようとします。詳細については、こちらをクリックしてください
Q)注文履歴と取引履歴の違いは何ですか?
取引履歴は過去に実際に発生したポジション取引の記録を表し、注文履歴は過去の発注記録(約定したか否かを問わず、提出したすべての注文)を表しています。
Q)口座に取引ボーナスと入金による資産がある場合、ポジションを建てるときの注文証拠金の支払いにどちらが先に使用されますか?
注文証拠金には最初に入金による資産が使用されます。ただし、ポジション解消に従い実現損失が発生した場合は、入金による資産から差し引かれる前に、まず取引ボーナスから差し引かれます。
Q)有効期間:GTC IOC FOKとは何ですか?
注文設定時に、異なる「有効時間」戦略を選択することで注文の効果的な実行方法を設定できます。これらの注文執行戦略により、トレーダー自身の取引戦略をより細かく制御できます。詳細については、こちらをクリックしてください。
Q)比較的低いレバレッジを使用し、損益%も比較的低いのに、すべてのADLのランプが点灯する(=高いADLランキング)のはなぜですか?
ADLランキングは、利益率と実効レバレッジを使用して計算され、ランキングは、現在お持ちのポジションと同方向のポジションを保持しているトレーダーが対象です。つまり、同方向のポジションを保持している他のトレーダーは、ご自身のポジションと比較して、含み損を発生しているか、利益率が低い可能性があります。
ADLは、契約損失全体を保険基金で補填できない場合にのみ発動します。したがって、保険基金が十分であれば、ADLが発生する可能性も大幅に低下します。
Q) ADLランキングを下げるにはどうすればよいですか?
1)レバレッジを下げ、ADLランキングを下げることができる場合があります。(変更しない場合もあります)レバレッジの変更はリアルタイムでADLランキングに反映します。
2)ポジション全体または一部を決済します。ポジションの一部を解消してもADLランキングは下がりませんが、ADLリスクにさらされる契約の数量が減ります。